はじめに
突合せ溶接管継手は、石油・ガス、石油化学、発電産業の高圧配管システムに不可欠な部品です。調達エンジニアとして、仕様の選択は現場の信頼性に直接影響します。漏れ、腐食、変形、溶接割れといった一般的な不良は、多くの場合、調達時の決定に起因します。本ガイドは、見積依頼書(RFQ)および検査プロセスに品質を組み込むのに役立ちます。
一般的な不良とその根本原因
1. 漏れ
漏れは通常、溶接品質の不良、不適切な材料、または過剰な圧力に起因します。調達の観点からは、継手の肉厚と配管スケジュールの不一致、または適切な熱ロットトレーサビリティのない継手の使用が根本原因となる可能性があります。
2. 腐食
腐食は、材料グレードがプロセス流体に対する十分な耐性を持たない場合に発生します。例えば、サワーサービス環境で316Lの代わりにA106を指定する場合などです。原材料中の不純物(非金属介在物)も腐食を促進します。
3. 変形
変形は、継手が設計限界を超える荷重を受けた場合に発生します。多くの場合、肉厚が不足しているか、支持が不適切であることが原因です。調達においては、圧力クラス(例:Sch 40 vs Sch 80)がライン設計と一致していることを確認することで、このリスクを軽減できます。
4. 溶接割れ
溶接割れは、継手の炭素当量が高すぎる場合、または溶接施工要領書(WPS)が材料に対して認定されていない場合に、製作中に発生します。PQR(溶接施工要領認定記録)を文書化したサプライヤーから購入することで、これを軽減できます。
リスクを軽減する調達戦略
適切な規格と材料グレードの指定
常に明確な規格(継手にはASME B16.9
